信念と意地を貫いた東京エリア拡大。5年で350店舗、従業員3倍計画【株式会社ダイナミクス】

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京都発祥の株式会社ダイナミクスのメインブランドはお好み焼き・鉄板焼きの「いっきゅうさん」。その後、串揚げや焼き鳥を提供する「串虎」や学生向けの焼き鳥食べ放題「チキチキチキン」、均一居酒屋「さんぱち家」などを出店し、関西エリアで業務を拡大してきました。

2010年に関東進出を計画し、その責任者となったのが営業部の鈴木功介部長です。しかし、2011年に発生した東日本大震災などの影響もあり、スムーズな進行とはいかなかったようです。そんな中で鈴木部長を助けたのは“人のつながり”でした。

現在は東京、神奈川に20店舗近くを出店させるとともにファンド会社、ユニゾン・キャピタル株式会社の出資を得て、更なる発展に期待が高まっています。成長の軌跡や今後の展開を鈴木部長に伺います。

【王佐】ヴィクセス

鈴木 功介 氏
営業部 部長
1976年生まれ、静岡県出身。京都の大学を卒業し、不動産会社に就職。退職後、自営業をしながら居酒屋のアルバイトを掛け持ちした。2004年、株式会社ダイナミクスに入社。新店社員としてキッチンやホールを務め、店長やスーパーバイザーも歴任。

-飲食業に飛び込んだ経緯と、ダイナミクスに入社した決め手を教えてください。

鈴木
20代前半で自営業を始めました。内容は健康食品の頒布会(はんぷかい)です。売上が思うように上がらず、夜は居酒屋でアルバイトをしていました。そこで気づいたのが、「飲食業は、お金を払う方がお礼を言う」ということ。昼の自営業は、契約が成立すると私の方からお客さまにお礼を言います。でも、飲食業はお金を払うお客さまが「ありがとう」と言ってくださるのです。そこに飲食業の魅力がありました。

飲食業に興味を持ってからは、4、5社ほどアルバイトとして見て回りました。ダイナミクスを選んだ理由は、もともと京都の大学出身なので土地勘があったのと、お好み焼き屋のイメージを覆すような業態だったからです。

当時、有限会社だったダイナミクスは4店舗を展開し、拡大を図る時期でした。「いっきゅうさん」は従来のお好み焼き屋のように小さなスペースで営業するのではなく、ロードサイドの大型店として出店していたのです。非常に面白そうな印象を持ちました。

 

-入社して10年超。ご自身のポジションと、ダイナミクスの特徴は何でしょうか?

鈴木
いわゆる何でも屋のような存在です。本部には5人のスタッフがいて、営業・経営管理・購買・商品開発・採用人事・営繕などを担当しています。これらが連携しながら、社長の意向に合わせて業務を行っています。私は営業部を統括していますが、出店計画や業態開発、メニュー開発、店舗管理なども行います。また、2カ月に1度の店舗巡回も業務の一つです。

ダイナミクスは現在、約30ブランド、100店舗以上を運営しています。その特徴はやはりフットワークの軽さとスピーディーなスクラップ&ビルドでしょうか。当社は「いっきゅうさん」や「串虎」をロードサイド、「さんぱち家」や「鳥二郎」をオープン、「赤から」や「京ほのか」を個室というように、カテゴリ分けしています。

これらは広告媒体によって使い分けることができ、ターゲットに適した訴求が可能になりました。また、一つのビルに複数の業態を出店させるのも戦略です。例えば神奈川県の川崎では、3Fに「京ほのか」と「赤から」。4Fに「チキチキチキン」と「わくら家」を出店しています。回遊客の増加にもつながりますし、売上が厳しい店舗は業態を変更すれば良い。出費やリスクを軽減した上で、店舗拡大ができるのです。
【王佐】ヴィクセス4

-ここに行き着くまでに、苦労もあったのではないでしょうか?

鈴木
ターニングポイントはやはり2011年の東日本大震災です。宴会が自粛になって、社長も東京進出に対して弱気になっていました。私と私の家族のことを心配してくれ、地震直後に「戻ってこい」と連絡がありました。その言葉にとても救われましたが、やはり自分も東京という巨大マーケットで成功させるという信念と、東京事業部長としての意地がありました。京都には戻らず、がむしゃらに働いたおかげで、自分を助けてくれるたくさんの人に出会うことができました。

だから私が大切にしているのは「人」なのです。自分が面接した人は、その人だけでなく、その人が背負う家族のことも考えるようにしています。当然、他社の出店情報やサービスなどもチェックしますが、一番気になるのは労務環境です。どうすれば、ダイナミクスで働く人とその家族が幸せになれるかを考えています。

ユニゾン・キャピタルとの提携もその一環でしょうか?

鈴木
そうですね。2015年に営業部と人事を兼任していた時期がありますが、なかなか人材を確保できる状態ではありませんでした。多くの人は社会的地位のある企業に集まります。そうなると会社の目標は上場です。ユニゾン・キャピタルとの提携で、M&A案件も増えていくと思います。同社の力を借りて会社を発展させ、従業員に還元していくのが狙いです。

再来年には新卒採用を予定しています。私はプロパーが会社の風土を創るものと考えています。5年後には店舗数を350にし、現在の売上70億円から250億円、300億円に。160人いる従業員は今の3倍まで増やしたいと思います。
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-どのような人材を求めていますか?

鈴木
当社には真面目で愚直な人が多く、言われたことをしっかり形にしてくれます。なので、新しい人材に求めるのは「素直さ」と「粘り強さ」ですね。それから、何をすれば人が喜ぶのかを考え実行できる人です。

ダイナミクスの社風として、チャンスは誰にでも平等に与えられます。常に、手を挙げる準備をしていれば、どんどん自分自身の夢を叶えることが可能です。

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