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洋食堂 古川宋龍さん 【転職者インタビュー】



株式会社StyLe 古川宋龍さん(31)

どんな時でも前向きに物事を考えている古川さん。現在は中野レンガ坂 洋食堂で働いています。どういった経緯で「中野レンガ坂 洋食堂」で働くようになったのか、またこれまでの経験をどう仕事に生かしているのかのお話を聞いてきました。


子どもの頃夢中になっていたことはありますか?




子どもの頃は、ひたすら遊ぶことだけを考えていましたね。身体を動かすのも好きだったので、外で遊ぶことが多かったです。小学校高学年になるとクラブ活動が始まり、野球部に入りました。野球部は身体を動かす部活ですし、何より女子にモテるのではないかという下心もあります。ですが、野球部を見に来る女子は少ないですし、モテる部活ではないと気づきました。女子はサッカー部ばかり見学に行くんですよ。さらに野球部の顧問の先生とは折り合い悪く、野球自体に興味がなくなってしまいました。

中学に上がると、野球部ではなくサッカー部に入部しました。ポジションは左サイドです。サッカーも初めは女子にモテるからという不純な動機で始めていましたが、サッカー部仲間や顧問の先生がとてもいい人たちばかりで、だんだんプレイに夢中になりました。
高校でもサッカーを続け、その頃には少しでもうまくなりたいという気持ちが強くなっていていましたね。

僕は青森出身で、青森の高校に通っていたのですが、うちは弱小チームで公式試合では中々勝つことができませんでした。ですが、徐々に後輩も増えてきて、僕が3年生の時の冬の選手権で県のベスト8に入ったのは、今でも嬉しい思い出として残っています。




学生の頃はアルバイトをしていましたか?




はい、していました。ただ、僕が住んでいた場所では高校生ができるアルバイトの選択肢が少なく、僕はその中で海の家でのバイトを選びました。

海の家では、観光客に向けて食べ物を売ったり浮き輪などのものを売ったりと、接客業が主な仕事です。またこのお店には、食堂もあったので、海の家の大将に言われてラーメンとか、簡単な料理も作ったりしていました。僕は大将に気に入ってもらえたようで、朝から晩までシフトを入れてくれて、めいっぱい働いていましたね。

そんな中で進路のことを考える時期になり、どうしようかと迷っている時に大将に言われた言葉があります。それは、「古川は料理の腕がいいよ。ここで一緒にやってみないか?」というものでした。大将にそう言われて、僕はすごく嬉しくなり、高校を卒業をしたら料理系の専門学校に通うことにしたんです。

専門学校は1年で卒業できるところに通っていたのですが、いいきっかけだからと思って独り暮らしも同時に始めました。
初めての一人暮らしは思ったよりも快適で…毎晩飲んで遊ぶようになってしまったんです。その頃には、居酒屋のバイトもできるようになっていたので、バイトをするか遊んでいるかのどっちかの生活になってしまい、半年が過ぎた頃、専門学校の校長先生に呼び出されました。
「出席日数が足りなくなってきているが、どうするんだ」と聞かれて、頭を下げて丸1日かけて学校中を掃除して、出席日数の件は不問にしてもらいました。


専門学校を卒業した後はどのような道に進みましたか?




専門学校に通っていたのは、もともと海の家で大将と一緒に働くためです。でも、真面目に授業を受けていたわけでもなかったので、このまま海の家に行っても役に立たないと思い、一度修行の意味も込めて東京に上京して働くことにしました。



僕が入社したのは、大手居酒屋チェーン店です。
飲食で人を喜ばせることが何よりも好きなので、この業界以外で働こうという気持ちが初めからなかったのもあります。

社員で入社して、半年後に店長になり、6年ぐらいそちらで働いていました。最初の1、2年は、覚えなくてはいけないことも知らないことも多くて充実した毎日で意欲に沸いていましたね。ですが、一通りのことを覚えてしまうと、後はルーチンワークになってしまうんです。

基本をマスターすると、次はどうすればもっと売り上げを伸ばすことができるのかとか、どうすればもっとお客様に喜んでもらえるのかということを考えて実行するものだと思うのですが、僕がいた会社ではそれは認められませんでした。僕がやろうとしていることは、すべて空気を乱す行為だったり、余計な事だったり。そんな目でしか見られないんです。



マニュアルがしっかりしている会社での仕事は、新人の時にはとてもよかったのですが、長い間そこにいる人にとっては必ずしもいいものではないと、僕は思いました。
でも、その会社での経験しかなかったので、飲食業界というのはそういうものなのかなという諦めの気持ちを抱くようになったんです。転職をしても状況が同じなら意味がないので、このままここでやりがいを感じずに働き続けるというのも人生なのかと。


ではなぜ大手居酒屋チェーン店を辞めたのですか?




僕が大手居酒屋チェーンの渋谷並木橋にあるお店で店長をしていた時のことなのですが、いつも仕事を終えると、営業時間が長い隣の店に飲みに行っていたんです。実はこのお店で店長をしていたのが、今の会社の社長です。そこで色々な話をして、今の会社に入社することを決めました。

今の会社にはマニュアルがないんです。それが僕にとって一番大きなポイントだったと思います。自分なりに色々考えて行動することが、ずっとしたいことだったので。
今の会社に入ってから、仕事の仕方も自分の動き方も色々と変わりました。初めての転職だったので、最初は多少不安な気持ちもあったのですが、実際に働き始めてみるとそんな不安は完全に消えました。

できることが増えて、しなくてはいけないことも見つかって、自分の仕事の範囲が広がっていきました。その時に、うまくいかないことがあっても、苦労を感じたことはありません。なぜうまくできなかったのかを考えて、次に生かせることができれば全く問題ないと思っているからです。
この会社は、そうやってトライ&エラーを認めてくれているところなので、現在入社して8年目になりましたが続けられているんだと思います。



ただ時間の遣い方だけは、しっかり考えるようにはなりましたね。自分が持っている時間の範囲内でしか、行動を起こすことができないので、何を最優先にしなければいけないのかは、昔よりもよく考えるようになりました。


働いていてやりがいのあることや楽しいことはどんなことですか?




たくさんありますよ。一番はマニュアルがないので何をどうするのかを一から自分で考えること。それが何より楽しいです。

僕が一番したいことは、お客様に喜んでもらうことです。ただ、お客様と一言でいっても様々なタイプの方がいますし、お店をご利用するときのシチュエーションも皆さん違います。だから、全員に同じ接客をしていては、全員に喜んでもらうことはできません。一人ひとりの行動やシチュエーションを見て、その場で対応を考えて行動に移しています。

例えば、バースデーや記念日のお祝いにうちのお店を使ってくださるカップルのお客様がいらっしゃいました。そしたら、ある日そのお二人がいらっしゃって、僕に「俺たち結婚をしました」という報告をしてくれたんです。それは本当に嬉しかったですね。
僕の接客はとてもお客様と距離が近いのですが、僕のやり方が間違っていないんだと思いましたし、そういった関係性を持てるお客様をもっともっと増やしていきたいと感じました。



あと僕が楽しい嬉しいと感じるのは、一緒に働いている従業員が楽しそうな表情をしている時です。働いている中で僕だけが充実しているというのは、もちろん違うと思っています。働いてる人が、仕事の中で楽しみを見つけていってもらえると、僕も嬉しくなります。だから、働く仲間が増えていくと、楽しいという気持ちも比例して増えていくんです。一緒に働く人が2人なら2人分の幸せ、5人なら5人分の幸せが僕の中で生まれます。

それに人が増えるということは、それだけお客様のためにできることのアイデアも増えていきますし、行動も増えていきますよね。1人の力だと限界があります。でも、2人、3人、4人、5人になると、その人数分だけ増えるのではなく、人数分以上の大きな力になります。

例えば、誰かの発言が、誰かにインスピレーションを与えて何かを発言し、さらにその言葉が誰かにインスピレーションを与えて…となってくると、ものすごいことになっていくんです。
そういった人の力というのも好きですし、みんなで考えたアイデアで、これまで以上にお客様に喜んでもらえて、さらに店の売り上げが伸びて、結果、働いている人たちの給料も増えていく…これって最高の人生だと思いませんか?


古川さんの今後の目標を教えてください




今は店長として、社員のケアに重点を置いています。そしてこれからも、同じように今のスタンスのまま仕事をしていくことが目標ですね。ただ今よりも、自分の行動がもっとスマートになって、社員を導く力が増えていたらいいなというのはあります。

仕事をしていると、どうしても壁が現れます。その時に、どうやってその壁を乗り越えるのかが大事なところです。ですが、努力をしていない人の前には、そういった壁なんて出てこないものだと思います。
だから、壁にぶつかった社員に対して、上手な補佐ができるようになれば、もっとその社員は成長するのが早くなると思いますし、社員が成長すればさらにお客様に喜んでもらえることも増えると思うので、何とかしたいんですよね。今もしているつもりではありますが、もっといい方法があるのではないかと常に最善の方法を考えています。



そうやって社員を育てつつ、入社してくる人が増えて、会社がもっと大きくなって行けたらいいなというのも、今後の目標の一つです。

もう一つは、今も10年後も最高のサービスマンとしてお客様に料理やサービスを提供できる人であり続けたいというのが目標ですね。何事も現状維持プラスアルファの未来です。


では最後に、今回の求人にあたってどのような方と一緒に働きたいと思いますか?




そうですね。学生時代クラスの中心にいたようなタイプの人です。リーダータイプでもいいですし、人を笑わせていたお調子者タイプでも、どちらもアリだと思います。そういう人は、自然と周りを見ることになれている人だからです。



接客業は相手の反応をみて臨機応変に行動をする必要があります。その場の雰囲気を読んだり、お客様のタイプを見極めて、どんな風に話せばいいのかを理解して信頼関係を作ったり。そういうことができる人がいいですね。

今現在一緒に働いている人たちは、みんな優しい性格の人たちばかりです。同じように優しいタイプの人ならすぐになじめると思います。

また、「中野レンガ坂 洋食堂」ではワインも豊富に取り扱っています。僕自身もワインの勉強をしているのですが、ワインについての知識がある方や、興味を持って一緒に学んでいけるメンバーが来てくれるととても心強いですね。

一緒に働ける日を楽しみにしていますね。