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ゴーゴーカレー 島田晃司さん【転職者インタビュー】



株式会社ゴーゴーカレーグループ 島田晃司さん(41)

学生時代から現在に至るまで、人と接する機会の多かった島田さん。現在はゴーゴーカレーPasar羽生(東北自動車道PA下り)にて店長として勤めています。どういった経緯で「ゴーゴーカレー」で働くようになったのか、またこれまでの経験をどう仕事に生かしているのかのお話を聞いてきました。


学生時代は何をしていましたか?




中学時代に友だちからバンドに誘われたのがきっかけで、ベースを弾くようになりました。ちょうどこの頃はバンドブームでもありましたが、地元の群馬の高校に入学しても毎日音楽をし続けていましたね。そして、高校を卒業した後、美容師になりたいと思っていたので東京にある美容の専門学校に通うように。

でも、音楽はやめませんでした。趣味で始めたバンドでしたが、気がついたら本気になっていたんです。バンドメンバーと一緒に路上演奏をしていたら、音楽事務所に誘われてインディーズとして活動するようになりました。毎晩、渋谷ハチ公前や新宿アルタ前で演奏し、ファンが増えてきたところで代々木公園に移動して、さらにファンを増やしました。

音楽事務所に入ってから、3、4か月でワンマンライブをするようにもなったんです。



それでもまだ、音楽だけで食べてはいけません。登録した音楽事務所が悪く、ほとんど収入になっていませんでした。その事務所と出会ったのは20歳そこそこの頃です。契約書を結んでいましたが、何が正しくて何が正しくないのかなんて、まだわからない子どもだったので、言いなりだったというのもあります。

音楽をするのは楽しいですし、ファンの子たちとのやり取りも楽しい。でも、事務所は僕たちを寝る間もなく働かせて、お小遣い程度のお金しか払ってはくれませんでした。物販での収入もあったので、事務所にはかなりのお金が入っていたと思います。

メンバーたちと、これは何かおかしいと思い始めた時に、テレビ局のプロデューサーと知り合い、その人に相談して事務所をやめることにしました。ただ、普通にはやめさせてはくれなかったので、ライブ終了後にスタッフに見つからないようにメンバーと逃げて、後は弁護士を入れて話し合いという状況でした。

こういったことがあり、僕は少し人に対する不信感を抱くようになってしまいました。


事務所を辞めて音楽も諦めたのですか?




いいえ。23歳の終わりまではバンド活動をしていました。事務所をやめた時に、ファンクラブの情報を持っていたので、事務所を出た後で連絡をしてライブをする時には声を掛けるということを自分たちでしていたんです。ただ、メンバー内で色々と揉め事が出てきてしまい、最終的には音楽性の違いで解散をすることになりました。

ただ、バンドを解散した後も数年に1度「1日限定復活ライブ」をしたりもしています。その時にはみんな集まってくれるので、本当に嬉しいですね。



バンド活動をやめた後は、一度地元に帰りました。するとお正月に知り合いがきて、埼玉県の西川口でホストをしないかと誘われたんです。普段だったら、そういったことには興味を持たなかったのですが、気持ち的に疲れていた時期でもありましたし、お金もなかったので受けました。


ホストは何歳ぐらいまでしていたのですか?




そうですね、途中辞めたりということもあったのですが、32歳ぐらいまでその世界にいたので約10年近くですね。

ホストをやっている時も、本当に色々なことがありました。あの世界は、ホスト同士での足の引っ張り合いもありますし、信頼できる人ができたと思っても裏切られることもあります。全員が全員、そういう人ではないと思いますが、そういったゴタゴタに巻き込まれたりもして…。

僕は身体が強くて、お酒も強かったので、お客さんの接客をしている時には何も問題はなかったのですが、その裏での出来事で人間不信になっていましたね。
最終的にホストをやめたのは、まわりとの考え方が合わなかったからなんですけど、理由はそれだけではなく、本当に心が疲れていたからだと思います。

ホストをやめてすぐは、特にお金に困ってはいなかったので、板橋にマンションに住んで遊んで暮らしていたのですが、それも飽きてしまって、地元に戻ることにしました。


地元に戻ってからは何かをされていましたか?




地元に戻ってからは、実家で毎日を過ごしていたんですが、しばらくたってからそろそろ働かないとなと思い、ハローワークとか求人誌で仕事を探し始めました。そこで見つけたのがカレー屋さんの募集です。店長候補を募集していて、給料もそこそこよかったので面接を受けることにしました。

面接を受けに行くと、求人を出してから別の人がここで店長候補として働いていたんですけど、一週間前に辞めてしまったので次の人を探していたといわれ、すんなりとそのお店に入ることができました。



飲食業は初めてだったので、覚えることがたくさんあり頑張っていた矢先のことです。働き始めて二か月が過ぎた頃に、「後一か月で店を閉めることにした」と言われました。驚いたのですが、ただこのお店は居抜き物件として次はゴーゴーカレーが入るということで、オーナーがそこに僕を紹介してくれたんです。


ゴーゴーカレーで働き始めて苦労はありましたか?




苦労ですか?それはありますよ。ただそれは、先ほども言ったように、飲食店で働いた経験がゴーゴーカレーの前のカレー屋さん、しかも3か月だけですよ。飲食店の仕事を覚えるのが大変でしたね。

でも、僕が働いるゴーゴーカレーはフードコートの中にあるので、カウンター式なんですよ。そういうこともあって、「おすすめは何ですか?」とか、いろいろとお客さんとのやり取りがあるのが楽しかったですね。

それにこれまでの仕事を生かすこともできています。例えばホストクラブにいた時に、「シャンパン頂きましたー!」「ありがとうございまーす!」みたいなことをするじゃないですか、あれをカレーでするんです。すると、お店にも活気が出てきて、お客さんも楽しそうにしてくれています。



ゴーゴーカレーはチェーン店ですが、各店舗のカラーが多少違うというのも、僕にあっていたのかもしれません。たとえばご飯の炊き方。これも店長によって、どういったやり方にするのかが違います。ガス炊きをしているところもあれば、IHにしているところもありますし、店内の雰囲気も違っていますね。

基本は、スピード重視でお客さんに料理を提供するようにとなっているんですが、僕はそれよりも質を大事にしています。油をきちんと切ったり、ルーを入れるタイミングとかにも気を配っていますね。でも、売上をあげていけば、「時間のかかることはするな」みたいなことは言われませんし、もともとそれほど何かを押し付けられることはない会社です。

飲食店はマニュアルのない世界だから、どれだけ空気を読んで、自分が何を大切にするのかを決めて、お客さんに提供するというのが、この会社のいい所だと思います。

それに実際にやってみて、工夫したら数字として返ってくるというところも見えています。だから、こう変えた方がいいなと思ったことはスタッフに伝え、それがお客さんに伝わって、常連さんが増え、数字が伸びていくというのを何度も体験していますね。



 

スタッフとの関わり方はどうしていますか?




それはもちろん大事だと思っています。人間不信に陥っていた僕が言うのも変かもしれませんけどね。でもスタッフとの関係については、初めは少し悩みました。これまで僕のそばにいたようなタイプの人たちではなく、アルバイトさんは主婦の方が多かったので、どう接すればいいのかわからなかったんです。中には私はこうじゃないと働かない、という人もいて…。

それでも、一人ひとりと向き合って話をしていくうちに信頼関係が出てきて、今では主力で働いてくれている人もいます。
僕自身もゴーゴーカレーで働くようになってから、人に対する見方も変わってきましたし、人間関係を作っていくのは、とてもやりがいのあることです。もし20代の僕がここに来ていたら、スタッフとの信頼関係なんて築けなかったでしょうし、飲食業で大事にしなければいけないものが何なのかもわからなかったと思います。

これはカレー屋だけではないと思うんですが、どんな業態であっても、店長がどんなチームを作れるのかが重要じゃないでしょうか。何を売っているかよりも、誰が売っているかが大事だというのが、僕の信条ですね。



 

コロナの影響で変わったことはありますか?



そうですね。飲食業界はどこも影響を受けていると思いますが、こんな時だからこそ自分の目標を店に展示しています。会社ではセミナーがあって、それに参加した時に志を店にかざろうという教えがあったのが、きっかけですね。志と言っても、僕の場合は売上金額の目標を張っているだけです。でも、これを張っていると、スタッフも僕がどれだけ頑張ろうとしているのかが伝わるので、いい効果が出ていると思います。

一番初めに張りだしたのは、「目標売上800万円」でした。これは、2018年に達成しています。その次は「目標売上900万円」。それも達成して、今年書いたのが「売上1千万円」でしたが、今年はコロナの影響で難しくなってしまいました。

ただ、コロナで自粛を求められていた4月は、売上も前年比の半分ぐらいまで下がっていましたが、6月、7月、8月と8割ぐらいまで戻ってきています。売り上げが落ちた時に、スタッフを切っていく店もありましたが、僕はそれだけは絶対にしたくないと思っていました。ここまで一緒に働いてきたスタッフは、仕事ができて信頼のできるスタッフです。売り上げがない時は、確かに厳しいのですが、回復してきた時にその人たちがいないというのは、何よりも会社の損失だと思っています。

20代から30代にかけて、色々な人間関係を見てきたので、人の縁が切れるのは簡単で、人の縁を繋ぐのは時間がかかるということを学んでいます。だからこそ、僕はスタッフに対して裏切るようなことはしたくない、というのもありますね。

あとは、仕事とは関係ないのですが、僕には妻と3歳になる子どもがいます。仕事柄、土日や休めなかったので、三人で遊びに行くということができなかったのですが、コロナの影響で土日に休むことができるようになり、海などあちこちに遊びに行けるようになりました。家族との時間が増えたのは、嬉しいことですね。



 

最後に、今回の求人にあたって一緒に働きたい方はどんな方ですか?



そうですね。空気が読めて先が読める人ですね。会話のキャッチボールができて、トライし続けることのできる人だと、一緒に仕事をしていて楽しいと思います。反対に、指示待ちタイプだと、苦労するんじゃないかなという感じですね。

ゴーゴーカレーは、「元気の源」と明言しているので、人が好きで元気な人というのは大前提ですね。声が大きい人もいいかもしれません。
僕がいる店はフードコート内です。集客という面ではパーキングエリアのフードコートに入って来たお客さんを、いかにして自分のところに目を向かせるかが大事なところです。だから、他の店はしていなくても僕はお客さんに対して大声で呼びかけをしていています。お客さんも暗い表情のスタッフがいるところよりは、元気にあふれているスタッフがいるところの料理が食べたいと考えるんじゃないのかなって思っているので。

元々フードコート内は静かでしたが、僕が来てからは賑やかになりました。お客さんからすれば、僕の声が「うるさい」と感じている人もいるかもしれませんが、それがいいと思ってくれている人も確実にいて、リピーターになって売り上げにつながっています。

だから、たとえこれまで飲食業での経験がなくても、それは問題ないと思います。僕だってそうでしたし。元気と明るさなら負けないという人とは、ぜひ一緒に働きたいですね。そういった方と出会えるのを楽しみにしています。