2021.04.06

インタビュー

2021.04.06

五反田鳥心 鈴木志麻さん 【転職者インタビュー】

東京レストランツファクトリー株式会社 鈴木志麻さん

人が好きで学生時代から多く人とかかわりを持ってきた鈴木さん。現在は五反田鳥心に勤めています。どういった経緯で「五反田鳥心」で働くようになったのか、またこれまでの経験をどう仕事に生かしているのか、お話を聞いてきました。

 

どんな学生時代を過ごしていましたか?

学生時代は中学校からバレーボールをしていました。高校に入ってもバレーボールを続けようと思い入部したのですが、膝をケガしてしまいバレーボールを続けることができなくなってしまったんです。ケガをしてすぐは落ち込みもしましたが、私はバレーボールから離れることはありませんでした。入部してすぐだったのですが、監督が「選手として参加できなくてもマネージャーとしてなら続けられるだろ」と言う言葉をかけてくれたからです。

高校一年生の時に起きたことなので、もしかしたら中にはそのままバレーボールを辞めてしまう人もいたかもしれません。でも私は、監督がそう言ってくれたのが本当に嬉しくて、マネージャーとして部活を続けることにしました。

マネージャーとしてバレーボールに携わっていると、選手としてバレーボールをしていた中学校時代とは違う景色が見えてきます。バレーボール自体が団体戦なので、チームワークが必要な球技ではあるんですが、マネージャーになるともっとみんなのことを一人ひとり見るようになりました。みんなが気持ちよくプレイするために私ができる事は何だろうと考えたり、補佐する側として今何が必要なのかを考えたり、肉体的精神的に健康な状態かどうか、人のために頑張ることの楽しさを教えてくれたのがバレーボールであり、マネージャーという役割だったかもしれません。そこに今の原点があるように思います。

 

アルバイトを含めて働き始めたのはいつ頃ですか?

高校の頃ですね。マネージャーをする傍ら、コンビニでバイトをしていました。家の近くにあったというのが、選んだ理由です。バレーボールとアルバイトの二つを行っていたので、忙しい毎日でした。

高校卒業後はすぐに就職しました。何回か転職をしていて、最初に入社をしたのが地方銀行です。ここは2年弱働いていたのですが、肌に合わないと言うか、働いていても何か違うなという感じがありました。

私自身、夢とか、将来何になりたいというような明確な目標がないまま地方銀行を選んだわけですが、働いてみて初めて自分の中に違和感のようなものを持ったというところです。ただ、当時はその違和感の正体はその当時はわかりませんでした。

その後、トラックの運転手さんが所属している事務所の営業事務の仕事に就きました。ここでの仕事は楽しかったのですが、結婚、出産のため退職しました。ただ、ここの会社では、「違う」という違和感の原因に出会うことはなく、ただ結婚と出産をして辞めたという感覚しかありません。

 

結婚後、再び働き始めたきっかけは何だったのでしょうか?

それは離婚をしたからです。子どもも夫の方に行ったため、私は再び一人になりました。一人で生きていくためには、働くしかありません。そんな時に出会ったのが、あるファーストフード店です。

家から近かくて、ちょうどグランドオープンをするという時だったので、オープニングスタッフを募集していたんです。これから始まるというところに惹かれて応募しました。

パートで入ったのですが、2年少しで社員になりスーパーバイザーになっていました。このファーストフード店にいる時に、初めて自分の将来の夢を見つけることができたんです。それは、いつか自分のお店を持ちたいということ。

ファーストフード店での仕事は、私にとてもあっていました。それに働き始めた当時は、開店ラッシュということもあって、新店舗の立ち上げにも何件も携わり、この会社では貴重な経験をさせてもらったなと感じています。

この会社には10年勤めていて、始めた頃は開店ラッシュだったので、これから頑張ろうという気持ちを持っている人たちと仕事ができて、私も同じように前向きになれました。しかし、世の中の情勢が悪化し、閉店店舗が増加すると、そんな風には思えなくなっていったんです。

会社が悪いとか、働いている人が悪いとか、そういったことは全くありません。ですが、閉店していく店を見たり、辞めていく人を見たりしていると、どうしても前向きな気持ちで仕事をすることができなくなってしまいました。これは完全に自分の気持ちの問題なのですが、そこにいることが苦しくなってしまったんです。

開店ラッシュから閉店ラッシュまで、いい時から悪い時まですべてを経験させてくれた会社には感謝していますが、私は気持ち的にそこにいることができなくなり辞めました。

 

辞めた後に出会ったのが、東京レストランツファクトリー株式会社の鳥幸です。

 

入社して初めはどのようなことをされていましたか?

はじめは「鳥幸」というお店にアルバイトで入りました。キッチンとホールの両方を担当し、串も打っていましたね。アルバイトとして入ってから1年が過ぎた頃、エリアマネージャーにS1サーバーグランプリに出ないかと言われました。

S1サーバーグランプリというのは、2006年からNPO法人繁栄店への道が行っているもので、接客日本一のサーバー(接客業を行っている人のこと)を決めるグランプリです。簡単に言うと、接客の善し悪しを競い合うというもの。私は自分に出来ることがあるならと思い参加を決めました。

一次試験は筆記試験。それに合格すると、接客ロールプレイングと自己プレゼンテーションを一人ずつ行い、全国を10区に分けて、各地区から代表者が選ばれ、その人たちで今度は審査員と観客がいる前で接客ロールプレイングと自己プレゼンテーションを行います。私はこの最終投票でグランプリを受賞しました。

受賞したことで、これまで自分が行ってきたことが間違いではなかったと思うことができ、私はさらにサービスについて深く考えるようになりましたね。そしてこの後、飲食業界に深く身を置こうと思い、正社員になり「鳥幸」から「鳥心」に異動して現在に至っています。

 

鳥心に勤務していて苦労したことはありますか?

責任感から考えが凝り固まってしまい、色々な業務に追われていて、いつも「○○しなくちゃ」「○○やらきゃ」と無自覚に自分を追い詰めていました。そのせいで、どんどん苦しくなっていったんです。当時はただただ必死に仕事に追われていました。

そんな時に立ち直らせてくれたのは、尊敬する先輩方からの励ましの言葉でした。

私には心から尊敬する先輩がたくさんいます。これは本当に幸せな事ですよね。私を導いてくれた先輩たちはとても前向きで、ちっちゃなことで悩むなって言ってくれます。

そして、悩むくらいなら行動してみろと言ってくれて……その言葉で、私はようやく目の前の世界が開かれた気がして、前向きに行動できるようになったんです。

 

もちろん行動をすることで失敗をして落ち込んでしまうこともありますが、先輩たちは「余計なことをして」というような言葉で責めずに、反対に励ましてくれるんです。だから、私は行動することに対して怖さはなくなりましたし、お客さんのために他にも何かできる事はないのかと、積極的に物事を考えて取り組むようになったんです。

今の私があるのは、そういった素晴らしい先輩たちに出会えたからだと、とても感謝しています。

 

他にも鳥心で働いていてよかったことはありますか?

自分が仕事に求めていたものに気づくことができ、やりがいを見つけられたことがよかったと思っています。

鳥心で働くようになってから、お客様とのつながりを強く感じるようになったんです。いい意味で、このお店は従業員とお客様との距離が近いと思います。そして、お客様のために何ができるのかを考えて行動すると、お客様から笑顔と「ありがとう」を頂くことができるんです。これは、私にとっては何よりも嬉しいことです。

学生時代、初めての就職、転職、結婚、出産、離婚、再就職、そしてこの場所にたどり着き、自分がやりがいを感じながら働けていたのはどんな時か振り返ってみると、私が大事にしてきたのは人と関わることだと気づいたんです。

人と関わることが感動に繋がり、「あぁ、ここで働けて本当によかった」と思うようになりました。今の私にとって、この場所にいられることが本当に幸せです。

 

今は、目の前にいるお客様を大事にするというのはどういうことなのか、お客様と繋がっていくというのはどういうことなのか、それを自分だけがわかっているだけでなく、一緒に働くスタッフにも伝えていける存在になりたいと思っています。

お店には、若い子たちがいます。後輩もいます。彼らにも私が感じていることを伝えて、できるようにしてあげなくてはいけないという使命感のようなものもあるんです。先輩たちが私にしてくれたように。

だから今は、自分よりも若い子たちに、教えていく力が必要だと感じています。

 

後輩への教育で大事にしていることはありますか?

まずは成功事例を作っていくことが一番だと思っていますね。例えば、「目の前のお客様を大事にする」と一言で言っても、実際にどうすればそれが実現できるのかわかりませんよね? だから、まずは普段私がどのようにお客様に接しているかを見てもらうんです。特別なことは何もありません。どうしたら喜んでもらえるか想像して行動するだけです。

私の行動を見せた上で、若い子たちに実際に自分なりにやってみるように伝えます。「どういうことをしなさい」と具体的には言いません。お客様を観察して、時には私の行動を観察して、自分だったら何ができるのかを考えてもらいます。

お客様を大事にするということの表現は、人によって行い方が違っていて当然です。特に、考えているだけでは意味がなくて、やってみることが大事だと思っています。

 

もちろん、相談してもらえれば答えますが、その子が何に悩んでいるのかを見極めて、相談に対しての答えを言うこともあれば、「あなたはどうしたいの?」と逆に質問をすることもあります。背中を押してほしいだけの子もいますので。

自分なりに考えて、行動して失敗してもいいんです。ただその後で落ち込むのではなく、どうして失敗したのかを考えて、自分で解決していく。先輩たちが私にしてくれたように、そうやって一つずつ力をつけていくサポートができればいいなと思っています。

 

では最後に、今回の求人にあたって一緒に働きたい方はどんな方ですか?

飲食業に興味のある人ですね。経験値というよりは、この世界で働くと決めた人であれば頑張っていけると思います。

仕事って最終的にはその人のやる気次第だと思うんです。だから、気持ちがあるかないかが一番大事です。

あとは挑戦意欲のある人ですね。接客をするのに、正解はたくさんありますし、どうしていくのかの自由度も高いと思います。自分だったら、こういう場面に遭遇したときどうするのか、その答えを導き出せるかどうかが重要です。

もちろん最初からできるものでもないので、私たちがしっかりサポートします。いずれはその子が他の人のサポートもできるようになっていけたら、これほど嬉しいことはないですね。

 

一緒にこの場所で働けるのを楽しみにしています。

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