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特集記事
モズクの旬

モズクは100%国産の海藻で、4月~7月に旬を迎えます
「藻に付く」からモズク
他の海藻(も)に付着して生息することから、「藻に付く」という意味でモズクと呼ばれるようになりました。
モズクの日
モズクの生産量が最も多い沖縄県勝連町が、モズクを全国に広めるためにモズクの日を宣言しました。それ以来、毎年4月の第3日曜日はモズクの日とされ、沖縄県ではモズクの記念イベントなどが行われています。
モズクは大きく3種類に分けられます
『イトモズク』は、モズク科に属し、北陸以南の各地の沿岸で海藻の一種ホンダワラ類に付着し自生しています。細い繊維の表面にぬめりがあります。
『フトモズク』は、ナガマツモ科に属するモズクで、オキナワモズクなどの総称です。奄美大島や沖縄沿岸の特産品です。
『イシモズク』は、ナガマツモ科に属し、日本海沿岸に分布しています。イシに張り付いて育つことからイシモズクと名付け、ぬめりが少なくシャキッとした歯ごたえが特徴で、食べると磯の香りが広がります。
モズクの主な栄養成分
ネバネバ成分のフコイダンやアルギン酸が豊富
食物繊維やカリウム、カロテノイドの一種フコキサンチンが含まれ、生活習慣病の予防や便秘の改善などに働きかけます。
免疫力を高める
ウイルスなどの異物が体内に侵入してきた際には免疫機能が働きますが、モズクに含まれるフコイダンには、免疫細胞を活性化させる働きがあるといわれています。
胃の健康を保つ
モズクに含まれるフコイダンには、ピロリ菌が胃壁に付着することを阻止し、胃潰瘍や胃炎を予防するだけでなく、できてしまった胃潰瘍を修復する働きがあるといわえています。
糖尿病を予防
モズクに含まれるフコイダンと水溶性食物繊維の一種であるアルギン酸には、体内に入ると糖質の吸収を緩やかにする働きがあるといわれています。
二日酔いを防ぐ
飲酒前にモズクに含まれるフコイダンを摂取すると体内のアルコールの分解が促進されると考えられています。
モズクの下ごしらえ&保存のポイント
生のもずくを(酢に漬かっていない)、よく洗い、塩抜き30分ほどします。
熱湯をくぐらせてすぐに冷まし、よく水気を切ってからまな板の上で短めに包丁で切ります。
冷蔵保存
土佐酢に漬けておき、早めに食べます。
冷凍保存
使う分だけ出して冷凍します。
モズクの調理のポイント
沖縄料理
もずくの天ぷら、三杯酢づけ、モズク春巻き、モズク酸辣湯スープなど、さまざまな料理の食材として使うことができます。