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特集記事
アンズの旬

アンズの旬は6月~7月頃です
品種改良で味わいが異なる
ヨーロッパで品種改良されたアンズ(アプリコット)は比較的甘い果実に、アジア地方で品種改良されたアンズは酸味が強めの味わいがあるといわれています。
青森県の「八助」
アンズの「八助」は、梅干しのように加工されることが多く、青果としてはほとんど出回らない果実です。「八助」は、アンズと梅の交雑種といわれており、大きくて甘味があるのが特徴で、「八助梅」とも呼ばれています。
アンズの原産地は中国
中国では、2000~4000年以上前から、種の中にある「杏仁(きょうにん)」を収穫するためにアンズが栽培されていたといわれています。
アンズは、そのまま食べるのではなく、漢方薬として利用されており、中国からヨーロッパ、中東、アフリカなどへ広まったといわれています。
日本へは平安時代に
平安時代の書物に、アンズが「カラモモ」という和名で書かれています。当時は、中国と同じように杏仁を収穫するための栽培であったようで、日本でアンズの果実を食べるようになったのは、明治時代になってからのことだといわれています。
青森県が生産第一位
青森県に続いて、長野県、福島県で、多く生産されています。
アンズの主な栄養成分
βカロテンがたっぷり
果物では、赤肉メロンに次いで2位、干しアンズでは、βカロテントップの含有量(5000mcg)です。βカロテンは、体内でビタミンAとして働き、老化予防や視力の保持、強い抗酸化作用に効果があるといわれています。
豊富なカリウム
高血圧予防に役立つとされている、カリウムもたくさん含んでいます。
リンゴ酸やクエン酸で元気に
疲労回復にも効果があるといわれており、血行をよくするので冷え性にも効くといわれています。
おいしいアンズの選び方
ふっくらと丸く、果皮にハリがあり、実が締まっているものを選びましょう。皮が、橙色に染まっているかチェックし、傷が付いていたり、変色しているものは避けるようにしましょう。
アンズの保存のポイント
冷蔵保存
熟した果実は傷みが早く、あまり日持ちしません。保存期間は2~3日くらいです。
干しアンズも、冷蔵庫に入れて保存しましょう。
アンズの調理のポイント
ジャムや洋菓子
アンズは酸味が強いため、生食よりも加工されることが多いでしょう。
生食
ハーコットなど酸味の少ない生食用品種は、生で美味しく頂けます。