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ムカゴの旬

ムカゴの旬は10~11月です
ナガイモや自然薯などの肉芽
秋になるとヤマノイモの葉の付け根辺りにたくさん付き、貴重な山の幸として食べられています。量がそれほど採れないため、スーパーなどではあまり見かけませんが、昔から親しまれてきた食材です。
種と同じ働きをする
ムカゴを土に埋めておくと、そこからヤマノイモの芽が出てきます。種と同じ働きをします。栽培の場合、芋を切って種芋にして苗を作る場合が多いですが、実際に、ナガイモや自然薯などをムカゴから栽培することもあります。
ヤマノイモの産地と同じ
ムカゴはヤマノイモやナガイモに出来る実なので、ヤマノイモを沢山生産している地方で沢山採れています
ムカゴの主な栄養成分
消化酵素のアミラーゼが豊富
ムカゴにはアミラーゼなどの酵素がたくさん含まれ、米などでんぷんを含む食材の消化を助ける働きがあります。
アルギニンなどによる強精効果
ヤマイモには、昔から強精作用があるとされ、山のうなぎともいわれてきました。ムカゴにも同じように生殖能力を強めるアルギニンと呼ばれる酵素がたくさん含まれています。
粘り成分ムチン
ヤマイモやムカゴの粘り成分は、多糖類のガラクタンやマンナンなど、タンパク質と結合したムチンと呼ばれるもので、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用があり、老化防止や肌の若さを保つことにつながるといわれています。
ムカゴの保存のポイント
冷蔵保存
ムカゴは室温のままおいておくとどんどん乾燥して表面にシワが出てきます。
また湿った状態で室温においておくとカビが生えてしまうこともあります。
保存する場合は乾燥しないよう湿らせたキッチンペーパーなどにくるんでから袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。
ムカゴの調理のポイント
そのまま調理
ムカゴは、皮はむかず、そのまま調理します。
ムカゴ飯
ムカゴ100gで、3~4合のご飯が炊けます。
ムカゴだけ別に塩湯でして、その茹で汁でご飯を炊いてから混ぜるようにすると、ムカゴがホクホクと食感が残って美味しく仕上がります。
かき揚げ
サクラエビや他の野菜と共にかき揚げにすると美味しいです。
塩茹で
ムカゴを塩茹でしただけでもつまみになります。