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特集記事
デコポンの旬

デコポンの旬は3~4月です
長崎県で誕生
長崎県にある農林水産省果樹試験場で、1972年に清見と中野3号ポンカンの交配種として誕生したタンゴールです。温州みかんとオレンジの本来の品種名は、生産を始めた地域にちなんで「不知火(しらぬひ)」と呼ばれ、「デコポン」は登録商標となっています。
頭部のこぶを「でこ」と呼ぶ
果実は200~280g程で、頭部が「こぶ」のように出ています。これを「でこ」と呼びます。果肉は橙色で柔らかく、多汁で、ジョウノウも薄く、そのまま食べられます。
基本的には基準で糖度13度以上、クエン酸1.0%以下と決まっているので、酸味が強すぎるものなどはなく、基準を満たしていないものや、JAに加盟していない生産者から出荷されたものは「不知火」として出荷されています。
熊本県がトップの生産量
熊本県で、全国の30%を作っています。次いで愛媛県、和歌山県となっています。
デコポンの主な栄養成分
βクリプトキサンチンがたっぷり
ミカンなどに含まれるβクリプトキサンチンは、ガン予防への効果が期待されています。また、飲酒、喫煙などによって生じる活性酸素を、抗酸化物質として抑制するといわれています。
ビタミンCとシネフィリン
ビタミンCを豊富に含んでおり、シネフィリンとともに風邪予防にも大きな効果があるそうです。
クエン酸効果
クエン酸を含んでおり、体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復や、血をきれいにする働きがあるといわれています。
おいしいデコポンの選び方
外見の美しさはあまり気にせず、色が濃い橙色でヘタの部分に青みが残っているものを選びます。
持った時にずっしりと重みを感じる物の方が、果汁が多く美味しいです。
ちなみに、デコポンの名前にあるコブは合っても無くても差はありません。
デコポンの保存のポイント
冷蔵保存
気温が高くない季節は、冷暗所においておくだけで大丈夫です。4月頃になり、気温が高い場合は冷蔵庫に入れます。その場合は乾燥しやすいのでラップに包むか袋に入れて淹れるようにしましょう。
デコポンの調理のポイント
皮が、むきやすい
デコポンの皮は、一見ゴワゴワした感じで厚そうに見えますが、意外に薄くて、比較的むきやすいので、ミカンのように手でむけるでしょう。