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ホッケの旬

ホッケの旬は、11月から1月にかけてです
一般には、秋から冬にかけてが美味とされていますが、春のホッケも脂がのっていて同じくらい美味とされています。ホッケは、春には餌を食べるために、秋には産卵のために沿岸に集まる習性があるため、北海道の沿岸では5月~7月と11月に多く漁獲されています。ホッケは漢字で「魚偏に花」と書くだけあって、北海道に桜が咲き始める頃があぶらののりが良くなる目安です。5月から7月にかけて漁獲されるホッケが、あぶらののった最高の開きホッケになるわけです。
ホッケはアイナメ科
アイナメと同じように四本の側線が体側に見えます。成長に伴って、緑っぽい青色から暗褐色へ体色が変化します。
大半が北海道近辺にて漁獲
ホッケは、北海道で大半が収穫されます。成長すると体はおよそ60センチ程度となり、その成長過程で呼び名も変わります。漁獲は、定置網(ていちあみ)や底曳網(そこびきあみ)にて行われます。
ホッケの主な栄養成分
ホッケの頭部には、肌に良いヒアルロン酸
ヒアルロン酸はお肌の水分を保持して潤いを保ったり、関節部分の軟骨の中で潤滑作用があるといわれています。
DHAやEPAがたっぷり
中性脂肪を分解したり、血糖値を下げる効果のある不飽和脂肪酸のDHAやEPAが非常に豊富に含まれているので、慢性的な疲労感・だるさ・無気力な時に食べると元気が沸いてきます。
ビタミン類も豊富
ビタミンA、B1、Dなどのビタミン類、カルシウムのようなミネラル分が豊富に含まれています。 ビタミンAの含有量が多いため、抗酸化作用により、様々な生活習慣病予防に効果があるだけでなく、眼精疲労の改善や、皮膚病の予防にも十分な効果が期待されています。
カルシウムが魚の中でもトップクラス
魚にはカルシウムが豊富に含まれているのは有名ですが、ホッケのカルシウムは魚の中でもトップクラスです。その量はサンマの2倍以上、アジの4倍以上にも相当するといわれています。 ビタミンDも含んでいますので、より効果的にカルシウムを身体に取り入れることができるため、骨粗鬆症予防や、骨や歯の強化におすすめの食材です。
ホッケの下ごしらえ&保存のポイント
冷蔵できますが、魚はなるべく早く食べるようにしましょう。
ホッケの調理のポイント
どんな調理方法も美味しくできる
ホッケは、刺身をはじめ、照り焼きやフライ、煮付け、煮魚、干物、焼き魚などに利用されています。また鮮度低下が早いため、開き干しにされることが多くなっています。北海道では、ホッケの刺身が郷土料理になっています。
生のホッケの場合
塩焼きやフライ、チャンチャン焼きでも美味しくいただけます。釣りでも釣れるため刺身にすることも多いのですが、寄生虫がついている場合が多いので、生で食べる場合は注意が必要です。